メタロチオネインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 分子量は6,000〜7,000で、280 nmに極大吸収をもつ。
- カドミウムや無機水銀により発現が誘導される。
- 亜鉛やカドミウムなどの2価の金属とは結合するが、1価や3価の金属とは結合しない。
- 重金属に結合し、その毒性を軽減するだけでなく、活性酸素種を消去する作用ももつ。
- 生理的条件下で、大部分は金属を結合していない遊離型の状態で存在する。
メタロチオネインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
2、4
1 誤
メタロチオネイン(分子量:6,000〜7,000)は、金属結合性のタンパク質であり、重金属に結合し、その毒性を軽減するだけでなく、活性酸素種を消去する作用を有する。メタロチオネインを構成するアミノ酸には、芳香族アミノ酸が含まれていない。そのため、メタロチオネインは、280 nmに極大吸収をもたない。
カドミウムや無機水銀などに曝露されると、メタロチオネインの発現が誘導される。
メタロチオネインは、亜鉛やカドミウムなどの2価の金属だけでなく、1価や3価の金属とも結合する。
解説1参照
メタロチオネインは、生理的条件下では、鉛などの金属と結合した結合型の状態で存在する。
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