アトピー性皮膚炎及びその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 非免疫学的要因として、皮膚バリアー機能の低下がある。
- 血清IgG値が増加する。
- アゼラスチン塩酸塩錠では、眠気を起こさない。
- タクロリムス水和物軟膏が、使用できる。
- 重症例では、タクロリムス水和物カプセルの内服を行う。
アトピー性皮膚炎及びその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
1、4
本疾患は、皮膚に炎症や痒み等の症状が増悪と寛解を繰り返しながら出現する疾患であり、その要因には免疫学的要因と非免疫学的要因が関与している。
1 正
本疾患の発症には、非免疫学的要因としてセラミドなどの異常による皮膚バリアー機能の低下が関与している。
本疾患の発症には、免疫学的要因としてⅠ型アレルギーが関与するため、血清IgE値の増加や好酸球の増加が認められる。
アゼラスチンはヒスタミンH1受容体遮断薬であり、中枢抑制作用を有するため、副作用として眠気を起こすことがある。
タクロリムス水和物軟膏は、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎の治療に用いられる。
タクロリムス水和物含有製剤のうち、軟膏剤のみアトピー性皮膚炎に適用することができる。
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