タンパク質の翻訳後修飾に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- リン酸化タンパク質では、セリン、トレオニン、又はトリプトファン残基にリン酸基が結合する。
- N結合型糖鎖の付加は、一般にグルタミン残基に起こる。
- ヒストンのリシン残基のアセチル化は、ヒストンとDNAの結合親和性を低下させる。
- γ−カルボキシグルタミン酸残基は、血液凝固因子に含まれる。
タンパク質の翻訳後修飾に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
リン酸化タンパク質では、セリン、トレオニン、又はチロシン残基にリン酸基が結合する。
N結合型糖鎖の付加は、一般にアスパラギン残基に起こる。
ヒストンのリシン残基のアミノ基がアセチル化されると、正電荷が減少するため、ヒストンとDNAとのイオン結合が弱まり、ヒストンのDNAに対する親和性が低下する。
血液凝固因子であるプロトロンビン、第Ⅶ、第Ⅸ及び第Ⅹ因子には、γ−カルボキシグルタミン酸残基が構造中に含まれる。
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