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第95回薬剤師国家試験 問59(基礎薬学) 免疫グロブリン

免疫グロブリン分子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 免疫グロブリン分子と抗原との間には、ファンデルワールス力や疎水性結合などの分子間引力が働く。
  2. 免疫グロブリン分子可変領域のアミノ酸配列の多様性は、免疫グロブリン遺伝子の再構成により生じる。
  3. 免疫グロブリン分子は、2本のH鎖と2本のL鎖がジスルフィド結合しており、還元するとFab断片とFc断片に分割される。
  4. 免疫グロブリン分子の5種類のクラスは、Fab断片の特異性により分類される。

解答・解説

解答
1、2

解説
1 正
免疫グロブリン分子の可変部と抗原との間には、ファンデルワールス力や疎水性結合、水素結合、静電結合などの分子間引力が働く。

2 正
免疫グロブリン分子可変領域のアミノ酸配列の多様性は、H鎖の可変部の形成に関わるV-D-J遺伝子の組換え、L鎖の可変部の形成に関わるV-J遺伝子の組換えによる遺伝子の再編成により生じる。

3 誤
免疫グロブリン分子は、2本のH鎖と2本のL鎖がジスルフィド結合しており、還元するとH鎖とL鎖に分離する。

4 誤
免疫グロブリンの5種類のクラスは、H鎖定常部のアミノ酸配列の違いにより分類される。

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