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第95回薬剤師国家試験 問56(基礎薬学) 神経伝達物質

神経伝達物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)型受容体は、イオノトロピック型のグルタミン酸受容体の一種である。
  2. グリシンは、脊髄や網膜に存在する興奮性伝達物質である。
  3. γ-アミノ酪酸(GABA)は、L-グルタミン酸の脱炭酸によって生合成され、放出後神経終末およびグリア細胞に取り込まれる。
  4. GABAがGABA受容体と結合すると、膜の塩化物イオン(Cl)の透過性が減少し、神経興奮が抑制される。

解答・解説

解答
1、3

解説
1 正
N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)型受容体は、情報伝達する際に受容体本体がイオンチャネルとして機能するイオノトロピック型のグルタミン酸受容体の一種である。

2 誤
グリシンは、脳幹、脊髄に多く存在する抑制性アミノ酸の一種である。

3 正
γ-アミノ酪酸(GABA)は、グルタミン酸デカルボキシラーゼによりL-グルタミン酸から生合成され、放出後神経終末およびグリア細胞に取り込まれる。

4 誤
GABAがGABA受容体と結合すると、膜の塩化物イオン(Cl)の透過性が増加し、神経興奮が抑制される。

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