ヒトの骨組織に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
- ヒドロキシアパタイトは、骨基質中の代表的な無機質である。
- Ⅰ型コラーゲンは、骨基質中の主要なタンパク質である。
- くる病と骨軟化症は、ビタミンD欠乏が要因となる。
- 骨芽細胞は、造血幹細胞から分化した、骨基質成分を合成する。
- 破骨細胞は、骨基質を溶解し、その機能亢進は大理石骨病の原因となる。
ヒトの骨組織に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 誤っている 5 誤っている解答・解説
4、5
1 正しい
骨組織は、カルシウムとリン酸の複合体で構成されるヒドロキシアパタイトを主成分とする無機質とⅠ型コラーゲンなどのタンパク質を主成分とする有機基質により形成された組織である。
解説1参照
ビタミンD欠乏による低カルシウム血症および低リン血症により類骨の石灰化が低下すると、くる病、骨軟化症を発症する。
骨芽細胞は、間葉系細胞より分化し、骨基質の合成、分泌を行う。
破骨細胞は、骨基質を溶解し、その機能不全は大理石骨病の原因となる。
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