MENU
業界最安値、最高の講義、未来を切り拓く教育体験❕ クリック

第95回薬剤師国家試験 問41(基礎薬学) グリコーゲン代謝

ヒトでのグリコーゲン代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. グリコーゲンにグリコーゲンホスホリラーゼが作用すると、グルコース1-リン酸が生成する。
  2. グリコーゲンホスホリラーゼの活性は、プロテインキナーゼCが触媒するリン酸化により調節される。
  3. グリコーゲンの多糖鎖の伸長には、UDP-D-グルコースが用いられる。
  4. グルカゴンは、肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。

解答・解説

解答
1、3

解説
1 正
グリコーゲンからグルコースが生成する反応において、グリコーゲンホスホリラーゼが関与している。グリコーゲンホスホリラーゼは、グリコーゲンのα1→4結合の加リン酸分解を特異的に触媒し、グルコース1-リン酸を生成する。

2 誤
グリコーゲンホスホリラーゼの活性は、プロテインキナーゼAが触媒するリン酸化により調節される。

3 正
グリコーゲンの合成は、D-グルコース 6-リン酸の生成から始まり、その後、D-グルコース-1-リン酸が生成され、ウリジン三リン酸(UTP)と反応し、ピロリン酸が脱離することでUDP-D-グルコースが生成する。UDP-D-グルコースにグリコーゲンシンターゼが作用すると、グリコーゲンの末端にUDP-D-グルコースのグルコース部分がグリコシド結合し、グリコーゲンが伸長される。

4 誤
グルカゴンは、肝臓でのグリコーゲン分解を促進する。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次