MRI(Magnetic Resonance Imaging)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 生体内の水分子の酸素原子核の磁気共鳴を利用する。
- ラーモア周波数の2倍の周波数をもつ電磁波を照射し、核を励起状態に移行させる。
- 励起した核の基底状態への緩和時間が、組織や病変によって異なることを利用する。
- 体内の信号発生部位での強度情報を、非侵襲的に画像として描画できる。
- 傾斜磁場をかけることで、体内の信号発生部位の位置を知ることができる。
MRI(Magnetic Resonance Imaging)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤っている 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
1、2
1 誤っている
生体内の水分子、脂肪分子のプロトン(水素原子核)の磁気共鳴を利用する。
ラーモア周波数と同じ周波数をもつ電磁波を照射し、核を励起状態に移行させる。
MRIは、組織や病変などによりプロトンの密度や縦緩和時間及び横緩和時間が異なることを利用して画像化する方法である。
MRIでは、体への影響がほとんどないラジオ波を使用しているため、非侵襲的に体内を画像化することが可能である。
MRIでは傾斜磁場(段階的に磁場を変化させる)をかけることで、プロトンが励起状態から基底状態に戻る際の電磁波(MR信号)の周波数の変化より空間的位置を特定することが可能である。
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