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第92回薬剤師国家試験 問22(改)(基礎薬学) アレニウス式

アレニウスの式における分解反応速度定数kと絶対温度Tの関係は、

で表される(A:定数、Ea:活性化エネルギー、R:気体定数)。

これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. kは温度の上昇とともに指数関数的に減少する。
  2. アレニウスプロット(縦軸にln k、横軸に1/Tをプロット)をすると右下がりの直線となり、その傾きがEaの値である。
  3. 定数Aはアレニウスプロットのy切片より求めることができ、kと同じ単位をもつ。
  4. 一般にEaの値が大きいと分解速度は小さい。

解答・解説

解答
3、4

解説
1 誤
kは温度の上昇とともに指数関数的に増加する。

2 誤
アレニウスプロット(縦軸にln k、横軸に1/Tをプロット)をすると右下がりの直線となり、その傾きが-Ea /Rの値である。

3 正
定数Aは頻度因子であり、反応速度定数kと同じ単位をもつ。

4 正
一般に活性化エネルギーの大きい反応は、分解速度定数が小さく、分解速度も小さい。

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