生体膜に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 生体膜の基本構造は、リン脂質の二重層である。
- ホスファチジルグリセロールとホスファチジルセリンは、中性のpHでは正電荷をもつ塩基性リン脂質である。
- 生体膜中でほとんどのリン脂質やタンパク質は、膜の平面方向にかなり自由に動き回る。
- コレステロールは、哺乳動物細胞の生体膜の構成成分の1つである。
- 細胞膜には、それぞれ決まった種類の低分子を通過させる輸送タンパク質が存在する。
生体膜に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤っている 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
2
1 正しい
生体膜は、主としてリン脂質、コレステロール、タンパク質から構成される。このうち、リン脂質は細胞膜中では疎水性基を内側に向け、親水性基を外側に向けることで脂質二重層を形成している。
ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルセリンはいずれもグリセロリン脂質であり、構造中にホスファチジン酸を有する酸性リン脂質である。
生体膜中のリン脂質、タンパク質は流動的であり、膜の平面方向にかなり自由に動き回ることで、流動モザイクモデル構造を形成している。
解説1参照
細胞膜には、それぞれ決まった種類の低分子を通過させる輸送タンパク質が存在し、イオンや極性を示す低分子化合物の膜透過に関与している。
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