心臓に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- スターリング(Starling)の心臓の法則によると、拡張末期の心容量が大きいほど、心収縮によって拍出される血液量も多い。
- 心臓における交感神経の興奮は、心拍数を変化させずに心拍出量を増加させる。
- 心臓の収縮に必要なCa2+は、すべて細胞外からの流入によってまかなわれる。
- 頸動脈洞の血圧上昇は、迷走神経の緊張を低下させ、心拍数を減少させる。
心臓に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤解答・解説
1
1 正
スターリング(Starling)の法則とは、心室の充満度に伴って心室筋の収縮力が増大するという法則であり、この法則によると拡張末期の心容量が大きいほど、心収縮によって拍出される血液量も多い。
交感神経が興奮すると、陽性変力(心収縮力増大)作用、陽性変時(心拍数増加)作用、陽性変伝導(房室伝導速度増大)作用、陽性変閾(興奮閾値が低下)作用が認められる。
心臓の収縮に必要なCa2+は、細胞外から流入するものに加え、筋小胞体から遊離するものによりまかなわれる。
頸動脈洞は圧受容器として作用するため、頸動脈洞の血圧が上昇すると、迷走神経の緊張が増大し、心拍数が減少する。
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