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第108回薬剤師国家試験 問224〜225(実践問題) 点耳液の使用法/耳の炎症と構造

 7歳男児。身長122cm、体重25kg。母親に連れられて来局した。処方は以下のとおりである。母親に患児の症状を確認したところ、発熱、耳痛はあるが、耳介けん引痛はなかった。お薬手帳及び薬歴を確認すると、併用薬はなかった。点耳薬の使用は初めてであったため、薬剤師が母親に服薬指導をした。

問224(実務) 
 母親に対する指導内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 使用後お子さんがめまいや痛みを感じたと言っても使用を続けてください。
  2. 使用時には冷蔵庫から取り出してすぐに使用してください。
  3. 耳たぶを後ろに引っ張るようにして、滴下してください。
  4. 点耳量は1回1滴だけです。
  5. 点耳後はすぐに起き上がらせてください。 

解答・解説

解答
3 

解説

問225(物理・化学・生物)
 図は聴覚器の断面の模式図である。1〜5のうち、この患者の主たる炎症部位として、正しいのはどれか。1つ選べ。

解答・解説

解答

解説
 本患者の状態を以下の内容より推測することができる。オフロキサシン点耳液は、外耳炎、中耳炎に用いられ、発熱、耳痛はあるが、耳介けん引痛がないことから、外耳炎の可能性は低い。よって、本患者は中耳炎に罹患していると考えられる。設問の図の選択肢1:耳介、選択肢2:外耳道、選択肢3:中耳、選択肢4:前庭、選択肢5:内耳神経であることから、本患者は、選択肢3(中耳)に炎症が起こっていると考えられる。

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