放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 放射壊変には0次反応速度式に従う過程と、 1次反応速度式に従う過程の2通りがある。
- 放射能のSI 組立単位はベクレル(Bq)であり、その定義は1秒あたりに壊変する原子核数である。
- β-壊変では、生成する電子とニュートリノにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。
- X線とγ線は電磁波であり、波長で区別されている。
- γ転移により放射されるγ線のエネルギーは、壊変する原子核種によらず一定である。
放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤 5 誤解答・解説
2、3
1 誤
放射壊変は1次反応速度式に従う。
放射能のSI 組立単位はベクレル(Bq)であり、1秒あたりに壊変する原子核数である。
β-壊変では、電子とニュートリノ(中性微子)が同時に放出され、それぞれにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。
X線(原子核外から放出される電磁波)とγ線(原子核内から放出される電磁波)は発生部位で区別されている。
γ転移により放射されるγ線のエネルギーは、原子核種に固有の値であるため、壊変する原子核種により放出されるγ線のエネルギーは異なる。
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