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第107回薬剤師国家試験 問147

個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 個人情報の取り扱いが 5,000 件未満の薬局は、個人情報取扱事業者に該当しない。
  2. 健康保険法に基づく保険者番号及び被保険者等記号・番号は、個人情報に該当しない。
  3. 「匿名加工情報」とは、本人の人種、信条、社会的身分、病歴等の特に配慮を要する個人情報をいう。
  4. 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。
  5. 個人情報取扱事業者は、原則、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。

解答・解説

解答
4、5 

解説
1 誤
個人情報データベース等を事業の用に供している者は、取り扱っている件数に関係なく、個人情報取扱事業者に該当する。

2 誤
保険者番号及び被保険者等記号・番号より特定の個人を識別することができるため、個人情報に該当する。

3 誤
本人の人種、信条、社会的身分、病歴等の特に配慮を要する個人情報は、「要配慮個人情報」に該当する。なお、「匿名加工情報」とは、特定の個人を識別することができないように加工した情報のことである。

4 正

5 正
個人情報取扱事業者は、本人を同意を得ないで、個人情報を第三者に提供してはならない。ただ、例外的に①〜④に該当する場合には、本人の同意なく、個人情報を第三者に提供することができる。
①:法令に基づく場合(医薬品医療機器等安全性情報報告制度による医薬品の副作用報告など)
②:人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
③:公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
④:国の機関もしくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき

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