糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 乳酸、脂肪酸、ロイシン、グルタミン酸などからグルコースを生合成する代謝経路である。
- 主に骨格筋で起こる反応である。
- 律速酵素であるホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)は、ピルビン酸からホルホエノールピルビン酸を生成する。
- 糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTPが必要である。
- グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進する。
糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 正解答・解説
4、5
1 誤
脂肪酸やロイシンなどのケト原性アミノ酸は、糖新生の基質にならない。なお、乳酸、グルタミン酸は糖新生の基質となる。
糖新生は主に肝臓、腎臓で行われる。
糖新生の律速酵素であるホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)は、オキサロ酢酸からホルホエノールピルビン酸の生成に関わる。
糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸は、GTPを必要とするPEPCKによりオキサロ酢酸から生成する。
グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進し、オキサロ酢酸からホスホエノールピルビン酸の生合成が促進され糖新生が亢進する。
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