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第107回薬剤師国家試験 問112(理論問題) 血小板に関わる分子

血小板に関わる分子についての記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. セロトニンは、血管の損傷部位で活性化された血小板から放出される。
  2. セロトニンは、血小板のホスホジエステラーゼを活性化して、血小板凝集を抑制する。
  3. アデノシン二リン酸(ADP)は、血小板内のイノシトール三リン酸(IP3)量を増加させ、血小板凝集を促進する。
  4. トロンボキサンAは、血小板内のCa2濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する。
  5. プロスタグランジンI2は、血小板内のサイクリックAMP(cAMP)量を減少させ、血小板凝集を促進する。

解答・解説

解答
1、4

解説
1 正
血小板は、血管の損傷部位で露出したコラーゲンに粘着すると活性化される。活性化された血小板からは、セロトニン、ADP、トロンボキサンAが放出される。

2 誤
セロトニン、トロンボキサンA2は、血小板内のイノシトール三リン酸(IP3)量を増加させることにより血小板内のCa2濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する。

3 誤
アデノシン二リン酸(ADP)は、血小板内のcAMP量を減少させ、血小板凝集を促進する。

4 正
解説2参照

5 誤
プロスタグランジンI2は、血小板内のcAMP量を上昇させ、血小板凝集を抑制する。

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