電解質輸液の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 生理食塩液と5%ブドウ糖注射液の1:1の混合液は開始液(1号液)に分類される。
- 脱水補給液(2号液)はK+を含み、細胞内液と細胞外液の両方に水補給できる。
- 維持液(3号液)は、Na+、Cl-、K+、Lactate-を含む等張電解質液である。
- 術後回復液(4号液)は電解質濃度が低く、細胞内への水補給が期待できない。
- リンゲル液は、Na+、Cl-、Ca2+、K+を含む低張電解質液である。
電解質輸液の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
1、2
1 正
生理食塩液と5%ブドウ糖注射液の1:1の混合液には、K+が含まれておらず、輸液全体の半分が生理食塩液であることから、開始液(1号液)に分類される。開始液(1号液)は低張性電解質輸液であり、K+が含まれていない。
脱水補給液(2号液)は、低張性電解質輸液であり、細胞内液と細胞外液の両方を補給できる。なお、脱水補給液(2号液) にはK+が含まれている。
維持液(3号液)は、Na+、Cl-、K+、Lactate-を含む低張性電解質輸液である。
術後回復液(4号液)は、低張性電解質輸液であり、細胞内液と細胞外液の両方を補給できる。
リンゲル液は、Na+、Cl-、Ca2+、K+を含む等張性電解質輸液である。
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