次の薬物とその薬物が用いられる疾患又は治療の組合せのうち、用量調節に際して血中濃度を測定することが推奨されているのはどれか。2つ選べ。
次の薬物とその薬物が用いられる疾患又は治療の組合せのうち、用量調節に際して血中濃度を測定することが推奨されているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
2、4
1 誤
関節リウマチの治療にメトトレキサートを用いる場合、血中濃度測定は不要である。なお、悪性腫瘍(急性白血病等)の治療にメトトレキサートを用いる場合、血中濃度を測定することが推奨されている。
双極性障害(躁うつ病)の治療に炭酸リチウムを用いる場合、血中濃度を測定することが推奨されている。なお、一般的な有効血中濃度は0.3〜1.2mEq/Lである。
クロストリジウム・ディフィシル腸炎の治療にバンコマイシンを経口投与で用いる場合、血中濃度測定は不要である。なお、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症等の治療にバンコマイシン(注射剤)を用いる場合、血中濃度を測定することが推奨されている。
臓器移植(心臓移植等)の治療にエベロニムスを用いる場合、血中濃度を測定することが推奨されている。
MRSAの治療にダプトマイシンを用いる場合、血中濃度測定は不要である。
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