新人薬剤師の導入研修で、以下の処方を題材として提示した。患者は、2歳女児。体重12kg。各成分の添付文書等による1回の適正使用量(成分量)は【表1】のとおりとする。
問 316(実務)
用量が適切でないため疑義照会すべき薬剤はどれか。2つ選べ。
- テオフィリンドライシロップ20%
- クラリスロマイシンドライシロップ10%
- 耐性乳酸菌製剤散100%
- カルボシステインドライシロップ50%
- クレマスチンドライシロップ0.1%
問 317(法規・制度・倫理)
この処方どおりに薬剤を提供した後に疑義に気が付き、医師に照会した結果、用量が適切ではないことが判明した場合、薬剤師がとるべき対応として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 患児の家族に連絡して、次回の診察までは薬をこのまま服用させるよう指導する。
- 他にも同様の事例がないか薬局内で確認する。
- 事例に関して、事実を経時的に整理して記録する。
- 再発防止のため、指針の見直しや従事者が行う対策を検討する。
- 公益財団法人日本医療機能評価機構に、ヒヤリ・ハット事例として報告を行う。
コメント