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第105回薬剤師国家試験 問93

フルオレセインナトリウムは、蛍光眼底造影剤として用いられている。図にフルオレセインナトリウム水溶液の励起スペクトル及び蛍光スペクトルを示す。このスペクトルを測定する際の蛍光光度法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 図中の破線が蛍光スペクトル、実線が励起スペクトルである。
  2. 横軸の波長の単位はµmである。
  3. フルオレセインナトリウムの蛍光強度は、希薄溶液であれば濃度に比例する。
  4. 一般に光源として、キセノンランプを用いる。
  5. 温度が変化してもフルオレセインナトリウムの蛍光強度には変化がない。

解答・解説

解答
3、4

解説
1 誤
蛍光光度法で得られる蛍光スペクトルと励起スペクトルは、鏡像関係にあり、蛍光スペクトルは励起スペクトルよりも長波長側に現れる。このことから、図中の破線が励起スペクトル、実線が蛍光スペクトルとなる。

2 誤
横軸の波長の単位はnmである。

3 正
希薄溶液において蛍光強度Fは、励起光の強さI0、蛍光量子収率φ、モル吸光係数ε、溶液の濃度c、セルの層長lに比例する。

4 正

5 誤
温度の変化に伴って、一般に蛍光強度は低下する。

 

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