ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- HIVは、ゲノムとして二本鎖RNAをもつ。
- HIVは宿主細胞表面のToll様受容体に結合し、細胞内に侵入する。
- ウイルスがもつ逆転写酵素により生成したDNAは、宿主細胞の染色体に組み込まれる。
- ウイルス表面に発現するノイラミニダーゼが、宿主細胞への吸着に必要である。
- HIVは、CD4陽性T細胞に感染する。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤 5 正解答・解説
3、5
1 誤
HIVは、ゲノムとして一本鎖RNAを有する。
HIVは、エンベロープタンパク質により宿主細胞表面のCD4及びケモカイン受容体に結合(吸着)し、宿主細胞に侵入する。そのため、HIVはCD4やケモカイン受容体を発現するマクロファージやCD4陽性T細胞に感染する。
宿主細胞において、HIVがもつ逆転写酵素によりHIVのゲノムDNAからウイルスDNAが生成される。生成されたウイルスDNAはインテグラーゼの作用により宿主細胞の染色体DNAに組み込まれる。
解説2参照
解説2参照
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