播種性血管内凝固症候群(DIC)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 悪性腫瘍や産科的疾患などの基礎疾患を有する。
- 多発性微小血栓による循環障害を生じる。
- 凝固系と線溶系が同時に亢進する。
- 血小板数が増加する。
- 基礎疾患の治療に並行して、ヘパリンや合成プロテアーゼ阻害薬による治療を行う。
播種性血管内凝固症候群(DIC)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 誤っている 5 正しい解答・解説
4
1 正しい
DICの発症には、敗血症、白血病、固形がん、産科的疾患などが関与している。
DICでは、全身の血管内に微小血栓が形成され、多臓器不全を生じる。
DICでは、凝固系の亢進により二次的線溶系が亢進するため、凝固系と線溶系が同時に亢進する。
DICでは、凝固系が亢進することで血小板が消費されてしまうため、血小板数は減少する。
DICの治療では、基礎疾患の治療に加え、DICの病態に応じた治療を行う。凝固優位型DICではヘパリンによる治療を行い、線溶優位型DICでは、合成プロテアーゼ阻害薬(ガベキサートやナファモスタット)による治療を行う。
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