消化器系に作用する薬物の副作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ピレンゼピンは、アセチルコリンM2受容体を選択的に遮断し、心悸亢進を引き起こす。
- ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を遮断し、子宮収縮を引き起こす。
- メトクロプラミドは、ドパミンD2受容体を遮断し、乳汁漏出を引き起こす。
- ブチルスコポラミンは、アセチルコリンM3受容体を遮断し、口渇を引き起こす。
- メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断し、頻尿を引き起こす。
消化器系に作用する薬物の副作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正 5 誤解答・解説
3、4
1 誤
ピレンゼピンは、迷走神経に存在するムスカリン性アセチルコリン受容体を選択的に遮断するため、心臓に対する作用は弱く、ほとんど心悸亢進を引き起すことはない。
ミソプロストールは、子宮平滑筋のプロスタノイドEP受容体を刺激することにより子宮収縮作用を示す。
メトクロプラミドは、ドパミンD2受容体を遮断し、プロラクチン分泌を促進するため、副作用として乳汁分泌を引き起すことがある。
ブチルスコポラミンは、アセチルコリンM3受容体を遮断するため、副作用として口渇を引き起すことがある。
メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断するため、副作用として排尿困難、尿閉を引き起すことがある。
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