ぜん息患者が重積発作を起こし、チアノーゼの所見を認めた。本症例のチアノーゼに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 口唇粘膜が青紫色に変化している。
- 動脈血酸素分圧の低下を示している。
- 貧血がある場合に発現しやすい。
- 指の皮膚温の低下は見られない。
- 血中メトヘモグロビン量が増加している。
ぜん息患者が重積発作を起こし、チアノーゼの所見を認めた。本症例のチアノーゼに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 誤っている 4 正しい 5 正しい解答・解説
3
本患者は、ぜん息重積発作により、低酸素状態となり、中枢性のチアノーゼが現れたと考えられる。
1 正しい
チアノーゼでは、動脈血酸素分圧が低下し、二酸化炭素と結合した還元ヘモグロビンが増加することにより、口唇粘膜が青紫色に変化する。
解説1参照
貧血によりヘモグロビン量が低下している状態では、還元ヘモグロビンが増加しにくいため、チアノーゼが出現しにくい。
中枢性チアノーゼでは、指の皮膚温の低下は認められない。なお、末梢性チアノーゼでは、指の皮膚温の低下が認められることがある。
中枢性チアノーゼの原因として、血中のメトヘモグロビンの増加があげられる。
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