1920年代後半、F.Griffithは、マウスを用いた肺炎球菌の感染実験を行った。下記はその概要である。この実験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (4)でS型の生菌が多量に検出されたことから、加熱処理が不完全であったためにS型菌が一部生存していたものと考えられる。
- (4)でマウスが発症したのは、S型の加熱死菌由来の物質がR型菌に取り込まれた結果、R型菌の性質が変化したためと考えられる。
- (4)でマウスが発症したのは、S型菌が芽胞を形成したことにより、加熱処理に対して抵抗性を獲得したためと考えられる。
- この実験結果から、接合と呼ばれる現象が細菌間の遺伝子伝達に重要であることが示される。
- この実験結果から、形質の変化をもたらす物質が耐熱性であることが考えられる。
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[…] 第100回 問118 […]