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第100回薬剤師国家試験 問117

ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法により、図の破線で囲んだ塩基配列を増幅したい。適切なプライマーの組合せはどれか。1つ選べ。なお、プライマーの塩基数は簡素化して始めの6塩基のみを記している。また、本法において用いるDNAポリメラーゼは5’→3’の方向にDNA鎖を伸長する。

  1. 5′-CTAGTT-3′               5′-ATCGGC-3′
  2. 5′-AAGGAT-3′              5’-CCCGTT-3′
  3. 5′-TAGGAA-3′              5’-GGGCAA-3′
  4. 5′-AAGGAT-3′              5’-TTGATC-3′
  5. 5′-CGGCTA-3′              5’-CCCGTT-3′

解答・解説

解答
2

解説
プライマーとは、DNA合成の起点となる短鎖DNA及び短鎖RNAのことである。PCR法により、図の破線で囲んだ塩基配列を増幅させるには、3’側の塩基配列に相補的な塩基配列を有するプライマーを結合させる必要がある。
よって、図の下のDNAを増殖するためには、AACGGGに相補的な塩基配列を有する「5′-CCCGTT-3’」をプライマーとして結合させ、図の上のDNAを増殖するためには、TTCCTAに相補的な塩基配列を有する「5′-AAGGAT-3’」をプライマーとして結合させる必要がある。

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