薬剤師国家試験出題項目

視床下部・下垂体ホルモン関連薬

1 視床下部−下垂体ホルモン分泌機構

 下垂体前葉ホルモンは、視床下部で産生・分泌される視床下部ホルモンにより刺激を受けると分泌される。それに対して、下垂体後葉ホルモンは、視床下部で産生され下垂体後葉で貯蔵・分泌される。ホルモンの産生部位と分泌部位は、通常、同一であるが、例外的に下垂体後葉ホルモンでは異なる。

2 視床下部ホルモン

1)視床下部ホルモン

 視床下部から下垂体を刺激するホルモンが放出され、それにより下垂体前葉より様々なホルモン(成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン)が放出される。

2)視床下部ホルモン関連薬

3 下垂体前葉ホルモン

1)下垂体前葉ホルモン

 下垂体前葉ホルモンは、標的臓器にある受容体に作用し、生理作用を発現する。

2)下垂体前葉ホルモン関連薬

*ソマトメジンC
ソマトメジンCは、成長ホルモン(ソマトトロピン)の刺激により肝臓で産生されるペプチドホルモン群であり、インスリン様成長因子−1 (IGF–1)と言われる。

4 下垂体後葉ホルモン

1)下垂体後葉ホルモン

 下垂体後葉ホルモンには、オキシトシンとバソプレシンがある。

 (1)オキシトシン
・視床下部で合成され、下垂体後葉に貯蔵された後、必要に応じて分泌される。
・乳腺腺房の平滑筋を収縮させ乳汁を放出させる。
・子宮平滑筋を律動的に収縮させる。
・オキシトシンによる子宮平滑筋収縮作用は卵胞ホルモン存在下で強くなり、黄体ホルモン存在下では弱くなる。

(2)バソプレシン
・オキシトシン同様、視床下部で合成され、下垂体後葉に貯蔵された後、必要に応じて分泌される。
・血管平滑筋のV1a受容体に結合し、血管を収縮させ血圧を上昇させる
・下垂体前葉のV1b受容体に結合し、ACTHの分泌を促す。
・腎集合管のV2受容体に作用し、水の再吸収を促進する。

 2)下垂体後葉ホルモン関連薬 

視床下部–下垂体ホルモン関連薬テキスト PDF

◇関連問題◇
第97回問37、第99回問158、第99回問160、第100回問35、第101回問161、第103回問35、第104回問159

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