薬剤師国家試験出題項目

血液・造血器系

Section15 血液・造血器系

血液は、液体成分の血漿と細胞成分の血液細胞からなり、血液細胞が作られる過程を造血という。造血は、胎生後期には肝臓や脾臓で行われるが、生後には骨髄で行われる。 

1 血球の種類と分化・増殖過程

 血液細胞は、酸素を組織に運搬する赤血球と生体防御に働く白血球、血液凝固に関わる血小板で構成されている。造血幹細胞より様々な血球細胞が分化・増殖する。

2 骨髄の構造と機能

骨の外側には、ハイドロキシアパタイトを含む骨基質が存在し、内側の骨髄腔には骨髄が存在する。骨髄の内部は、支持細胞(ストローマ細胞)、血管、脂肪細胞からなる網目で構成されており、そこに造血幹細胞および血液細胞の前駆細胞が存在する。ストローマ細胞は、増殖因子を産生し、血液細胞の増殖・分化に関与するとともにB細胞の分化にも関与する。
骨髄系前駆細胞から分化する赤血球、白血球(好中球、好酸球、好塩基球、単球)は骨髄内で分化が完了し血液中に放出される。また、巨核球は骨髄内に定住し、その細胞質断片が血小板となり血液中に放出される。リンパ系のB細胞は、最終分化の直前の段階で二次リンパ器官に移行し成熟B細胞となるが、T細胞は前駆細胞の段階で骨髄から胸腺に移行し、成熟T細胞となる。

-薬剤師国家試験出題項目

Copyright© yakugaku lab , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.