脳血管障害に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ラクナ梗塞では、軽度の運動障害や感覚障害を呈し、意識障害はほとんど見られない。
- アテローム血栓性脳梗塞では、活動時に突然発症し、片麻痺、意識障害を高頻度に認める。
- 心原性脳梗塞では、一過性脳虚血発作が先行する例が多く、安静時に好発する。
- クモ膜下出血では、意識障害を示すことは少ない。
- 脳出血では、意識障害を高頻度に認める。
脳血管障害に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
1、5
1 正
ラクナ梗塞は、細い穿通枝動脈の閉塞であり、その症状として、軽度の運動障害や感覚障害を呈するが、意識障害はほとんど見られない。
アテローム血栓性脳梗塞は、脳主冠動脈の動脈硬化部位に血栓が形成されることにより起こる閉塞であり、安静時に好発する。
心原性脳梗塞は、心臓内で形成された血栓が遊離することにより起こる脳動脈の閉塞であり、活動時に突然発症し、片麻痺、意識障害を高頻度に認める。
クモ膜下出血は、脳動脈瘤の破裂等によりクモ膜下腔に起こる出血であり、その症状として、突然の激しい頭痛、嘔吐、意識障害等が見られる。
脳出血は、高血圧等により脳実質内に起こる出血であり、その症状として、意識障害、片麻痺、頭痛、嘔吐、構音障害等が見られる。
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[…] 第99回 問187 […]