抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ガバペンチンは、γ−アミノ酪酸(GABA)トランスポーターを阻害して、シナプス間隙のGABA量を増加させる。
- クロバザムは、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、GABA作動性神経伝達を増強する。
- スルチアムは、炭酸脱水酵素を阻害し、神経細胞の過剰興奮を抑制する。
- フェノバルビタールは、神経細胞内へのCl-流入を抑制し、神経細胞膜を過分極させる。
抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
ガバペンチンは、電位依存性Ca2+チャネルのα2δサブユニットに結合し、グルタミン酸などの神経伝達物質の遊離を抑制する
クロバザムはベンゾジアゼピン系薬であり、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、GABAのGABAA受容体に対する親和性を増大させる。
スルチアムは、脳組織内で炭酸脱水酵素を阻害し、神経細胞の過剰興奮を抑制する。
フェノバルビタールはバルビツール酸系薬であり、バルビツール酸結合部位に結合することによりCl-チャネル開口を介してCl-流入を促進し、神経細胞膜を過分極させる。
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[…] 第99回 問156 […]