HOME > 第98回薬剤師国家試験 > 第98回薬剤師国家試験 第98回薬剤師国家試験 問39 2020年4月11日 第98回薬剤師国家試験 問39 核酸合成を阻害し、抗真菌作用を示すのはどれか。1つ選べ。 1 ナイスタチン 2 フルシトシン 3 ミカファンギン 4 ミコナゾール 5 テルビナフィン 解答・解説 解答 2 解説 1 誤 ナイスタチンは、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールに結合することにより、膜機能を障害する。 2 正 フルシトシンは、真菌内に取り込まれ、5-フルオロウラシルとなりチミジル酸合成酵素を阻害することで、核酸合成を抑制する。 3 誤 ミカファンギンは、真菌細胞壁を構成するβ−1,3−D-グルカンの生合成を阻害する。 4 誤 ミコナゾールは、ラノステロールのC-14脱メチル酵素を阻害することで、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの生合成を抑制する。 5 誤 テルビナフィンは、スクアレンエポキシダーゼを阻害することで、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの生合成を抑制する。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第98回薬剤師国家試験