交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- アテノロールは、アドレナリンα1受容体を遮断し、脳血管平滑筋を弛緩させる。
- ドブタミンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、鼻粘膜の血管を収縮させる。
- メトキサミンは、アドレナリンα1受容体を刺激し、末梢血管を収縮させる。
- プロカテロールは、アドレナリンβ2受容体を刺激し、気管支平滑筋を弛緩させる。
- エフェドリンは、交感神経終末でのノルアドレナリンの再取り込みを促進し、気管支平滑筋を弛緩させる。
交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正 5 誤解答・解説
3、4
1 誤
アテノロールは、選択的アドレナリンβ1受容体遮断薬であり、心機能低下作用、レニン分泌抑制作用を示す。
ドブタミンは、選択的アドレナリンβ1受容体刺激薬であり、心機能亢進作用を示す。
メトキサミンは、選択的アドレナリンα1受容体刺激薬であり、血管収縮作用を示す。
プロカテロールは、選択的アドレナリンβ2受容体刺激薬であり、気管支平滑筋弛緩作用を示す。
エフェドリンは、直接アドレナリンβ受容体を刺激するとともに、交感神経終末に作用してノルアドレナリンの遊離を促進することにより、気管支平滑筋弛緩作用を示す。
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[…] 第98回 問153 […]