神経伝達物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- グルタミン酸は、オキサロ酢酸にアスパラギン酸のアミノ基が転移し生合成される。
- グリシンは、中枢神経系ではセリンからセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの働きで生合成される。
- γ−アミノ酪酸(GABA)は、アスパラギン酸の脱炭酸により生合成される。
- セロトニンは、チロシンの水酸化と脱炭酸により生合成される。
- アドレナリンは、酸化的脱アミノ化とメチル化を受け、体外に排泄される。
神経伝達物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
2、5
1 誤
グルタミン酸は、α−ケトグルタル酸にアスパラギン酸のアミノ基が転移し生合成される。
グリシンは、抑制性の神経伝達物質として作用しており、主にセリンからセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの働きによって生合成される。
γ−アミノ酪酸(GABA)は、グルタミン酸の脱炭酸反応によって生合成される。
セロトニンは、トリプトファンの水酸化と脱炭酸によって生合成される。なお、チロシンの水酸化と脱炭酸によって生合成されるのはドパミンである。
アドレナリン等のカテコールアミン類は、体内でモノアミンオキシダーゼ(MAO)の酸化的脱アミノ化と、カテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)によるメチル化を受け、体外に排泄される。
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