以下の芳香族置換反応のうち、主生成物の構造を正しく示しているのはどれか。2つ選べ。ただし、すべての反応は終了後、適切な後処理を施してある。
以下の芳香族置換反応のうち、主生成物の構造を正しく示しているのはどれか。2つ選べ。ただし、すべての反応は終了後、適切な後処理を施してある。
解答 解説 1 誤 3 正 4 誤 ナフタレンの求電子置換反応は、主として1位で進行する。解答・解説
2、3
ベンゼン環に結合した−OH基、−CH3基は、電子供与基として働き、オルト−パラ配向性を示す。本化合物においては、OH基の方が、電子供与性が強いため、配向性は−OH基によって決定される。このことから下記の反応が進行する。
2 正
オルト位又はパラ位に−NO2基のような電子求引基を有するハロゲン化アリールでは、求核置換反応が進行する。このことから下記の反応が進行する。
ベンゼンに結合した−CH3基は、電子供与基として働き、オルト−パラ配向性を示し、−NO2基は電子求引基として働き、メタ配向性を示す。このことから下記の反応が進行する。
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[…] 第98回 問102 […]