次の化学反応式に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ただし、ΔH 0はアンモニアの標準生成エンタルピーであり、(g)は気体状態を示す。
- 反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると反応は右方向に進行する。
- 反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると反応は左方向に進行する。
- 触媒の添加により、反応の生成エンタルピーを低下させることができる。
- 温度を変化させて、ファントホッフプロットを行うと、右上がりの直線性のプロットが得られる。
次の化学反応式に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ただし、ΔH 0はアンモニアの標準生成エンタルピーであり、(g)は気体状態を示す。
解答 動画解説 解説 1 正 2 誤 3 誤 4 正解答・解説
1、4
アンモニアの標準生成エンタルピーが「-46.1 kJmol-1」であることから、アンモニアの生成(右向きの反応)は発熱反応であるといえる。反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると発熱反応が進行する。これらのことから、反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると反応は右方向に進行する。
反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると気体分子が減少する方向に反応が進行する。
このことから、反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると反応は右方向に進行する。
*本反応では、水素分子と窒素分子の結合反応であり、反応が右側に進行すると気体分子は減少する。
触媒の添加により、活性化エネルギーを低下させることができるが、反応の生成エンタルピーを低下させることはできない。
ファントホッフプロット(縦軸:平衡定数の対数、横軸:温度の逆数)の傾きは-ΔH 0/Rであり、発熱反応ではΔH 0が負の値を示すため、右上がりの直線性のプロットが得られる。
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