インフルエンザの薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- ザナミビル水和物は、B型の患者に有効である。
- アスピリンは、小児の解熱薬として推奨される。
- アマンタジン塩酸塩は、B型の患者に有効である。
- ニューキノロン系抗菌薬が第一選択薬である。
- オセルタミビルリン酸塩は、症状発現直後の使用では有効性がない。

インフルエンザの薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
1
ザナミビル水和物は、ノイラミニダーゼ阻害薬であり、A型及びB型インフルエンザの治療及び予防に用いられる。
1 正
アスピリンをウイルス感染により発熱した小児(15歳未満)に使用した場合、ライ症候群を引き起こすとの報告例がある。そのため、アスピリンは15歳未満のインフルエンザ患者には原則投与しない。なお、インフルエンザにおける小児の解熱薬としては、アセトアミノフェンが推奨される。
アマンタジン塩酸塩のB型インフルエンザへの有効性は認められていない。なお、アマンタジンは、A型インフルエンザに有効である。
インフルエンザはウイルス感染症であるため、ニューキノロン系抗菌薬は無効である。
オセルタミビルリン酸塩は、症状発現後速やかに投与を開始することで有効性を示す(症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータが得られていない)。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 97回 問58 […]