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第97回薬剤師国家試験 問240〜241

6月、海水浴シーズンを迎え、県の担当課から県内の保健所に管内の海水浴場の適合検査を行うように指示があった。水質検査担当の薬剤師は、海水浴場に出かけ、船上から油膜の有無、透明度を確認した上で、検査用の海水を採取した。

問240 (実務)
担当薬剤師が検査すべき項目はどれか。2つ選べ。

  1. ふん便性大腸菌群数
  2. 一般細菌数
  3. 塩化物イオン濃度
  4. 生物化学的酸素要求量(BOD)
  5. 化学的酸素要求量(COD)

解答・解説

解答
1、5

解説
水浴場水質判定基準における検査項目は、ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)、透明度の4項目である。

問241 (衛生)
水質汚濁の検査項目とその測定法との組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

解答・解説

解答
3、5

解説
1 誤

ふん便性大腸菌群数の測定には、メンブランフィルター法が用いられる。標準寒天培地法は一般細菌の測定法である。

2 誤
一般細菌数の測定には、標準寒天培地法が用いられる。特定酵素基質培地法は、大腸菌を測定する方法である。

3 正
塩化物イオンの測定には、硝酸銀滴定法(モール法)が用いられる。

4 誤
生物化学的酸素要求量(BOD)の測定には、ウィンクラー法が用いられる。なお、インドフェノール法は、アンモニア態窒素の測定法である。

5 正
化学的酸素要求量(COD)の測定方法には、酸性高温過マンガン酸法、アルカリ性過マンガン酸法、二クロム酸法が用いられる。

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