HOME > 第97回薬剤師国家試験 > 第97回薬剤師国家試験 第97回薬剤師国家試験 問191 2023年1月7日 気管支ぜん息に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 喀痰中のマスト細胞が増加する。 発作時は、呼気時間が正常より短い。 スギ花粉が原因アレルゲンとして最も多い。 アレルゲン吸入後、短時間のうちに1秒率の低下を認める。 アセチルコリンを吸入させると、健常人より低濃度で気道収縮がみられる。 解答・解説 解答 4、5 解説 1 誤 気管支ぜん息では、喀痰中に好酸球の増加が認められるが、マスト細胞の増加は認められない。 2 誤 気管支ぜん息発作時には、気道の閉塞により呼気時間の延長が認められる。 3 誤 ハウスダストやダニが、気管支ぜん息のアレルゲンとして最も多い。 4 正 気管支ぜん息は、即時型アレルギーであることから、アレルゲン吸入後、短時間のうちに1秒量、1秒率の低下を認める。 5 正 気管支ぜん息では、気管支平滑筋収縮物質(アセチルコリン、ロイコトリエンなど)に対して反応性が亢進している。そのため、気管支ぜん息患者にアセチルコリンを吸入させると、健常人より低濃度で気道収縮がみられる。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第97回薬剤師国家試験