血液に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- アルガトロバンは、プロスタノイドIP受容体を刺激し、血小板凝集を阻害する。
- ウロキナーゼは、フィブリノーゲンに強く結合し、フィブリンの生成を抑制する。
- ダルテパリンは、アンチトロンビンⅢに結合し、Ⅹa因子の活性を阻害する。
- トラネキサム酸は、プラスミンのリシン結合部位に結合し、プラスミンによるフィブリンの分解を阻害する。

血液に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
アルガトロバンは、抗トロンビン薬であり、アンチトロンビンⅢ非依存的に抗トロンビン作用を示し、フィブリン生成や血小板凝集を抑制する。
ウロキナーゼは、血液中に存在するプラスミノーゲンのプラスミンへの変換を促進し、フィブリン分解を促進する。
ダルテパリンは、低分子ヘパリン製剤であり、アンチトロンビンⅢに結合し、セリンプロテアーゼの活性を抑制することで、Ⅹa因子の活性を阻害する。
トラネキサム酸は、プラスミンやプラスミノーゲンのリシン結合部位に結合し、プラスミンやプラスミノーゲンがフィブリンに結合することを抑制することで、プラスミンによるフィブリンの分解を阻害する。
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[…] 第97回 問162 […]