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第96回薬剤師国家試験 問55(基礎薬学) 生体内イオン

生体内のイオンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 小胞体は、Ca2貯蔵部位として機能している。
  2. 細胞内Ca2は、カルシウム結合タンパク質を介して作用を発現する。
  3. 血漿中などの細胞外Ca2濃度は、約0.3 mmol/Lであるが、細胞内ではそれより極めて低い濃度に維持されている。
  4. 細胞外のK濃度は、ATPの水解エネルギーを利用して、細胞内に比べて高く保たれている。

解答・解説

解答
1、2

解説
1 正
小胞体は、Ca2貯蔵部位であり、Ca2シグナル伝達時に働く。

2 正
細胞内Ca2は、カルシウム結合タンパク質(カルモジュリン、トロポニンCなど)を介して作用を発現する。

3 誤
血漿中などの細胞外Ca2濃度は、約1〜2mmol/Lであるが、細胞内ではそれより極めて低い濃度に維持されている。

4 誤
細胞外のK濃度は、ATPの水解エネルギーを利用して、細胞内に比べて低く保たれている。

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