DNA複製に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- DNAポリメラーゼは、鋳型DNAと基質のデオキシヌクレオチドが存在すれば、新たに娘鎖を合成できる。
- 岡崎フラグメントは、不連続複製時に合成される短鎖DNAである。
- DNAは、半保存的に複製される。
- DNAリガーゼは、二本鎖DNAの隣接する5´-リン酸と3´-OHを水素結合で結合する酵素である。
DNA複製に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
2、3
解説
1 誤
DNAポリメラーゼは、鋳型DNAと基質のデオキシヌクレオチド、プライマー(反応の手引きをする分子)が存在すれば、新たに娘鎖を合成できる。
2 正
新たに合成されるDNA鎖には、複製開始点から複製の進行方向へ連続的に合成されるリーディング鎖と、複製開始点から複製の進行方向とは逆方向へ不連続に合成されるラギング鎖がある。ラギング鎖は、岡崎フラグメントとよばれる短鎖DNAとして、合成され、最終的にDNAリガーゼにより連結されて一本鎖となる。
3 正
DNA二本鎖のうち片方のDNA(鋳型DNA)の塩基配列をもとに、鋳型DNAと相補的な新しいDNAを合成することを複製(半保存的複製)という。
4 誤
DNAリガーゼは、二本鎖DNAの隣接する5´-リン酸と3´-OHをホスホジエステル結合で結合する酵素である。
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