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第96回薬剤師国家試験 問127(改)(医療薬学) 鎮痛薬

鎮痛薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. モルヒネは、瞳孔括約筋に直接作用し、縮瞳を引き起こす。
  2. ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体には完全刺激薬として、オピオイドκ受容体には部分刺激薬として作用する。
  3. フェンタニルは、オピオイドκ受容体を選択的に刺激し、モルヒネよりも強力な鎮痛作用を示す。
  4. ブプレノルフィンは、オピオイドμ受容体に対して部分刺激薬として作用し、モルヒネに対する拮抗作用も示す。
  5. ペチジンは、オピオイドμ受容体刺激を介した鎮痛作用に加えて、鎮痙作用を有する。

解答・解説

解答
4、5

解説
1 誤
モルヒネは、瞳孔括約筋に直接作用するのではなく、動眼神経(第Ⅲ脳神経)核を刺激することにより縮瞳を引き起こす。
なお、この縮瞳作用には耐性が認められない。

2 誤
ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体には部分刺激薬として、オピオイドκ受容体には刺激薬として作用する。

3 誤
フェンタニルは、オピオイドμ受容体を刺激し、モルヒネよりも強力な鎮痛作用を示す。

4 正

5 正
ペチジンは、オピオイドμ受容体刺激を介した鎮痛作用に加えて、アトロピン様、パパベリン様の鎮痙作用を有する。

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