麻酔薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 亜酸化窒素は、酸素欠乏症を起こしやすい。
- プロポフォールは、麻酔の導入及び覚醒が速やかであり、持続点滴静注することで長時間の麻酔の維持が可能となる。
- チオペンタールは、代謝及び排泄が速やかなため、作用持続時間が短い。
- セボフルランは、ハロタンに比べ心筋のカテコールアミンに対する感受性増大作用が強い。
- 全身麻酔薬は、脊髄の抑制に先立って延髄を抑制するものが望ましい。
麻酔薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
1、2
1 正
亜酸化窒素(N2O)は、酸素欠乏症を起こしやすいため、使用する際には酸素と併用する。なお、亜酸化窒素(N2O)を使用する際には、呼気中の酸素の濃度を20%以上に保つ必要がある。
プロポフォールは、麻酔導入と覚醒が速やかであり、経静脈的に全身麻酔の導入、維持に用いられる。
チオペンタールは、脂溶性が高く、速やかに脂肪組織などに再分配するため、作用持続時間が短い。
セボフルランは、ハロタンに比べ心筋のカテコールアミンに対する感受性増大作用が弱い。
全身麻酔薬は、延髄の抑制に先立って脊髄を抑制する不規則性下降性麻痺を示すものが望ましい。
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