細胞内カルシウムに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- カルシウムイオン(Ca2+)濃度は、静止時の細胞内では10−8〜10−7 mol/Lに維持されており、細胞外では約0.3 mmol/Lである。
- 膜電位依存性Ca2+チャネルは、7回膜貫通型タンパク質である。
- 臨床で広く使用されるCa2+チャネル遮断薬は、L型の膜電位依存性Ca2+チャネルを抑制する。
- リアノジン受容体は、小胞体膜で四量体を形成し、Ca2+放出チャネルを形成している。
細胞内カルシウムに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
カルシウムイオン(Ca2+)濃度は、細胞外では約2×10-3 mol/Lであり、細胞内では細胞外よりもかなり低い。
膜電位依存性Ca2+チャネルは、7回膜貫通型のタンパク質ではない。なお、7回膜貫通型タンパク質には、Gタンパク質共役型受容体がある。
リアノジン受容体は骨格筋や心筋細胞の筋小胞体膜で四量体を形成し、Ca2+放出に関与している。
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