生体防御反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 好中球やマクロファージには、抗菌ペプチドが存在する。
- 唾液中のβ-アミラーゼは、グラム陰性菌の細胞壁のペプチドグリカンを分解して殺菌効果を示す。
- ラクトフェリンは、亜鉛を含むタンパク質であり、ヒトの母乳に大量に含まれ、細菌やウイルスに対して幅広い防御効果を示す。
- 急性期タンパク質は、微生物の感染によって血清中で急激に増加する。
生体防御反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正解答・解説
1、4
1 正
好中球やマクロファージには、抗菌ペプチドが存在する。抗菌ペプチドとは、細菌、真菌などの微生物に対して殺菌、静菌的に作用するペプチドのことであり、自然免疫において感染防御に関与する。
唾液中のリゾチームは、ペプチドグリカンを分解して殺菌効果を示す。
ラクトフェリンは鉄を含む抗菌作用を示すタンパク質である。
急性期タンパク質とは、組織傷害や感染などの炎症性変化に応答して初期に循環血中の濃度が増加する一群のタンパク質のことであり、微生物の感染により血清中で急激に増加する。
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