生体膜に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 細胞膜の脂質二重層のうちの細胞外側は、主に、スフィンゴミエリンとホスファチジルセリンで構成されている。
- グルコースなどの親水性分子は、拡散により脂質二重層を透過できる。
- 拡散により透過できないイオンやアミノ酸などは、膜貫通タンパク質で構成されるチャネルやトランスポーターを介して通過する。
- 脂質ラフトには、糖脂質やGPI(グリコシルホスファチジルイノシトール)アンカータンパク質が豊富に存在している。
生体膜に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
細胞膜の主要構成成分であるリン脂質のうち、ホスファチジルコリン、スフィンゴミエリンは細胞の外側に多い。一方、細胞膜の内側に多いのがホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールである。
拡散により脂質二重層を透過できるのは、脂溶性の高い低分子物質である。なお、グルコース、イオン、アミノ酸などの親水性分子は、膜にあるチャネル、トランスポーターを介して細胞内に取り込まれる。
解説2参照
細胞膜上に形成されるスフィンゴ脂質とコレステロールに富む部分を脂質ラフトという。脂質ラフトには、糖脂質やGPI(グリコシルホスファチジルイノシトール)アンカータンパク質が豊富に存在している。
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