放射線に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- β壊変には、β−壊変、β+壊変、核異性体転移がある。
- 放射線の吸収線量を表すSI単位は、グレイ(Gy)である。
- α線が物質と相互作用すると、飛跡はジグザグ状になり後方散乱がみられる。
- γ線が物質と相互作用すると、光電効果がみられることがある。
放射線に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
β壊変には、β-壊変、β+壊変、軌道電子捕獲(EC)がある。
α線(本体:ヘリウム原子核)は、質量が大きいため物質と相互作用しても進行方向はほとんど変化することなく、その飛跡はジグザグ状とはならない。なお、物質と相互作用することで後方散乱が認められるのはβ-線であり、β-線が物質と相互作用すると、その飛跡はジグザグ状となる。
γ線が物質と相互作用すると、光電効果、コンプトン効果、電子対生成がみられることがある。
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