アポトーシスとネクローシスに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 形態形成過程において、例えばオタマジャクシの尾がなくなるのは、ネクローシスによって起こる。
- HIV感染は、アポトーシスを引き起こす原因となる。
- ミトコンドリア依存性アポトーシスでは、シトクロムcがミトコンドリアから遊離する。
- ネクローシスでは、細胞DNAのヌクレオソームの断片化が起こる。
アポトーシスとネクローシスに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
形態形成過程(例:オタマジャクシの尾がなくなる)における細胞死は、アポトーシスである。
アポトーシスを誘発する要因として、成長因子の除去、細胞傷害性T細胞の攻撃、ウイルス感染などがある。
ミトコンドリア依存性アポトーシスでは、ストレスなどにより発生した活性酸素によりミトコンドリアからシトクロムcの遊離が促進され、アポトーシスに関与するカスパーゼファミリーが活性化する。
細胞DNAのヌクレオソームの断片化が認められるのは、アポトーシスである。なお、ネクローシスではDNAの断片化は認められず、細胞内容物の流出やミトコンドリアの膨潤、破壊などが起こる。
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