脂質と脂質代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- トリアシルグリセロールは、細胞膜の主要構成成分の1つで脂質二重層を形成する。
- 真核生物の脂肪酸は、アセチルCoAを材料としてミトコンドリアのマトリックス内で合成される。
- 生体内のコレステロール量は、食事からの摂取量やコレステロールの利用量により体内での合成量が調節されている。
- 細胞膜に存在する糖タンパク質及び糖脂質の糖部分は、細胞膜の外側にある。
◉関連問題を解いて理解を深めよう
脂質と脂質代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
細胞膜の構成成分で、脂質二重層を形成するのはリン脂質である。なお、トリアシルグリセロールは、生体内の代表的なエネルギー貯蔵物質である。
真核生物の脂肪酸は、アセチルCoAを原料として細胞質で合成される。
HMG-CoA還元酵素は、コレステロール合成の律速酵素であり、体内のコレステロールの量によりその機能が調節されている。よって、コレステロールの過剰摂取やコレステロールの利用が低下すると、HMG-CoA還元酵素の発現量が減少し、コレステロール合成量を低下させる。
細胞膜は、リン脂質、コレステロール、タンパク質により構成されており、外側には糖脂質、糖タンパク質が多く含まれている。
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