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第91回薬剤師国家試験 問126(医療薬学) オピオイド系薬

次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. コデインは、オピオイドδ受容体を刺激して鎮咳作用を引き起こすが、モルヒネよりもグルクロン酸抱合を受けやすい。
  2. ナロキソンは、オピオイドμ受容体遮断作用により、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。
  3. ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体における拮抗作用により、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。
  4. フェンタニルは、オピオイドμ受容体及びκ受容体刺激作用をもち、鎮痛作用が強く作用持続も長い。

解答・解説

解答
2、3

解説
1 誤

水酸基の数より、コデイン(水酸基の数:1個)はモルヒネ(水酸基の数:2個)に比べグルクロン酸抱合を受けにくい。

2 正
ナロキソンは、オピオイドμ受容体を遮断し、麻薬性鎮痛薬の作用に拮抗するため、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。

3 正
ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体拮抗作用を有することから、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。

4 誤
フェンタニルは、オピオイドμ受容体刺激作用により強い鎮痛作用を示すが、作用時間は短い。

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